ぎっくり腰 冷やす?温める? 回復スピードが違います。
お元気ですか?
ぎっくり腰(急性腰痛症)は冷やす?それとも温めますか?
この話は年1回位はしますね。
だってよく聞かれる事だからです。
季節の変わり目や年末年始前後、年度末やお盆過ぎも多くなります。
普段の生活プラスα体を使わなくてはいけない時に、疲労がいつもより溜まってしまって、いつも通り疲労が抜けなかった日が続く時になりやすいです。
いきなり、ぎっくり腰になるわけではなく、徐々に疲労が溜まってきてなります。
なので最終的にちょっとした動作(負担)などでなります。
ヨーロッパではぎっくり腰のことを「魔女の一突き」と言います。
ではどんな過程でなるのか
例えば普段何もないときの1日の疲労が➖50%だとしたら御飯食べてお風呂に入って睡眠で➕50%との回復になります。分かりやすくなので鋭い突っ込みはなしですよ。
ざっくりですが次の日は負担が0%からのスタート
さぁいつも通り頑張るぞ❗となります。
ところが痛みが出るときは、
例えば明日の朝は雪が降ったから、早く起きて除雪作業した。寒いと血管も細くなり血液循環も悪く回復スピードが遅れます。
そしていつも通り仕事をした➖70%の負担で帰宅
食事をして睡眠とって➕50%回復したが今朝は➖20%からのスタート。
➖20%だから特別なにも感じない。
また夜に雪が降り除雪作業をして会社に出勤したので➖70%の負担で帰宅。
食事、入浴睡眠で➕50%だが体の疲労は➖40%
ちょっと疲れているかな⁉と感じるでしょうが、痛みがないので気にしません。
今朝は除雪作業はなかったが、仕事(家事)は忙しかった。
次の日、疲労は➖60%なんか疲れ取れないな~という日が数日間続き、週末は夜更かしして、次の日の日曜日は家族で出かける。
いよいよ体の負担はピークに
とくに腰周りは➖95%でもまだ痛みは出ません。(➖100でぎっくり腰なる設定です)
今まで1度もぎっくり腰になったことのない人は、ほとんど気づきません。
疲れているからといって自分の生活パターンを変える人は少ないと思いますので、この位の事は毎回、毎日やってるからやる人が殆どです。
そして、ちょっと物を取ろうとして前屈みになった瞬間、振り向いた瞬間に最後の負担をかけて➖100%を越えて筋肉が体に、これ以上動くなー❗と痛みを出し体をロックします。
だから、ちょっと動いた瞬間に「あれーなに~⁉腰が…」動かなくなったー❗ってなるわけです。
動かそうとしたら、腰が痛い❗あまりにも痛くて変な汗が出てきそうだ❗
腰のどこが痛い⁉腰全体が痛いから、どこと言われても腰だよ❗となります。(私も経験者です)
だから、どっちなんだよ⁉冷やすのか温めるのか⁉と急いでる人が見たら怒られそうですね🎵
急性の腰痛になったら、冷やすんだっだよね⁉アイシングだよね⁉冷やすんだな?
私たちは何となくそう教えられてきました。そう西洋医学の基本はアイシングだからお医者さんなどに行くと冷やしなさいと教えられました。
私もこの仕事をする前はとにかく冷やしてました。
色々な事を学んだ今は温める方が早くよくなる。痛みが出る場合があります。ひどく感じるケースもあります。
冷やすよりも温めた方が間違いなく回復が数倍早いです❗痛みが増す場合がありますが断然早いです。
今でも冷やせって言われるよ❗
それは『痛い』『まだ痛い』『痛みがひどくなった』って言われるのは先生と呼ばれる人は非常に嫌います。
だから冷やす❗
冷やすと感覚が麻痺して痛みの感じかたが弱くなるから冷やす訳です。10痛いのが、4~2位の痛みに感じるようになります。
アイシングのメリットは『痛みが麻痺する』ただそれだけです。アイシングには治療効果はありません。
どこかのアメリカかドイツだが忘れましたが大学の先生も言っておりました。
でも炎症が早く抑えるにはアイシングや湿布じゃないの⁉
炎症がどうして起こっているかといいますと修復作業をしているから、血液をガンガン送って細胞交換しているわけです。
その時に痛みが出ます。
「痛み=悪い」ではありません。
修復している時も痛みが出ます。
この事を知っていたので、長男が風邪で高熱を出した時も水枕や冷えピタなどもしないようにしました。
家族の反発ありましたけど…
どうして高熱を出しているのか?
ウイルスを退治しているわけだから自然の現象ですよね。
内科医の先生とお話しをさせていただいた時に、「熱が出たから解熱剤」「風邪を直したいから解熱剤」が欲しいとよく言われるけど、発熱=悪い事と捉えている人があまりにも多いということでした。
まぁ熱で苦しんでいるから何とかしたい気持ちもわかりますが…
でもその結果、風邪をひいても治りが早いと思います。逆に薬で抑えると治りは遅いと思います。
長い目で見ると自己回復力を上げた方がいいですよね。
書いていて思い出しました。
5年以上前に当院に来院していた方で子供の頃に薬も使えないほど病弱だったので、風邪をひいて高熱が出てもそのまま自然治癒力に任せたそうです。
そのためか25歳から今まで(当時50代)20数年間風邪をひいたことがないという方がおりました。
ぎっくり腰も同じです。
肉離れ、捻挫や突き指なんかも同じ事が言えます。アイシングや薬で抑えようとすると回復が遅れます。
実は医療機関で働いてる人は結構知ってます。私の知人の看護師も知ってました。
だけど痛いと言われるのが、嫌で冷やしている、冷やした方が患者さんが落ち着くからという理由で冷やすそうです。
あんど感も冷やす事によってえられるのもあります。でも温めた方が早く回復します。
プロ野球選手でもアイシングをすると回復が遅れるのでアイシングはしない選手はいます。最年長勝利投手2015年で引退した山本昌投手はアイシングをしないことで有名です。
でもテレビ中継でアイシングをする選手見るじゃん❗あれはどうなんだよ⁉って言われた事ありますが、選手はプレー向上に集中して、体のケアは球団トレーナーにお任せしているからです。
トレーナーの方は西洋医学を使用します。西洋医学の基本はアイシングなのでアイシングする選手が多いのです。
意外と知られていないアイシングのデメリット
・修復スピードが遅れる
・筋肉が硬くなる
・筋肉力が低下する
・神経の働きが低下してしまう
何回も言いますが早く良くするには温めた方がいいです。
ぎっくり腰をやってしまった時は
・先ずは慌てない❗
・腰をゆっくり伸ばしてあげる❗ゆっくりね
お腹を伸ばすようにしていきます。
少し伸びてきたら次は平らな所でこんな感じです。どちらも足の指は立てて下さい。お腹を出すような感じです。
この形が無理だという方は、ゆっくりと動いて床にこんな感じに寝ます↓
出来たらゆっくりと左右に痛みが出ない程度に動かします。ゆっくりね❗
左右5回位やって、もう少し倒せるようだったらもう5回やります。真ん中に来たら1度足を止めてから倒します。↓
段々足が床に付くのが理想ですが、別に付かなくても大丈夫です。是非やってみてください。
・湯船に2~3回入る。あまり熱くしないで10分~15分 また服を着て1時間以上間を空けたらまた入る。体や髪は洗わなくていいですからね。
あとは安静に過ごす事です。
安静にと言うと勘違いする人がおります。ずーと寝てるとか、横になっている事ではありません。
痛みのある動作は避けながら普段通りに生活する事です。
脳が痛みを感じると体を緊張させ筋肉をロックするからです。回復遅れます。
たまに俺の根性がないからだ❗と言う人がいるけど、根性では良くなりませんね❗
痛みを感じないように過ごすと、警戒心も緩んできて出来る動作も増え自信も出ときます。
ただ忘れていけないのは、痛くする人は痛くする確率が高いと感じがします。
休めば1日~3日で良くなるのに、休まずに頑張って働いたせいで10日間も休むはめになった人も少なくなりません。
よく言うことですが環境は変えられても、身体は変える事はできません。一生使っていかなければなりません。
健康って当たり前のようですが、健康ほど大切ものはありません。
健康だったらある程度の問題は解決できると言ってもいいくらいです。
体のケアもヨロシクお願いいたします❗
この体を使って伸びやかに生きていきましょう❗
やさしい施術で、どこよりも早く痛みを解消!
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